【推進分野-3】

推進分野-3

ディーセント・ワークの実現に向けた国際労働運動の推進

  コロナ禍において、世界各地で起きている、人権・労働組合権の侵害行為へ対処していくため、連合本部と連携し、建設的労使関係にもとづいた国際労働運動を様々な組織と連携し、推進していく。

1.人権・労働組合権・民主主義の擁護・確立

(1)ILOの中核的労働基準8条約のうち未批准の第105号条約(強制労働の廃止)については、批准のための整備法が成立したことを踏まえ、早急な批准手続きを求める。第111号条約(雇用および職業についての差別待遇の禁止)については、早急に批准させるため、引き続き取り組みを進める。また、公務員の労働基本権の回復に向けては、ILOへの定期報告制度を活用した取り組みを継続する。

2.国際組織との連携強化

(1)ITUC(国際労働組合総連合)やITUC-AP(アジア太平洋地域組織)女性委員会などの男女平等運動に連帯し、「3.8国際女性デー」をはじめ、「10.7ディーセント・ワーク世界行動デー」等、労働組合の女性参画を促進に関する取り組みなど、ジェンダー平等推進キャンペーン活動に連帯し取り組み、運動の目的が一致するNGO・NPOや女性団体など各種団体との連携もはかる。また、JILAF((公財)国際労働財団)と連携し、海外の労組役員の招聘事業等、地方連合会としての役割を果たしていく。