【推進分野-2】

推進分野-2

健全な議会制民主主義と政策実現に向けた政治活動の推進

  労働組合の基本目的である「雇用と生活の安定」を実現するためには、国・地域の政策・制度の改善をめざした政治活動に取り組むとともに、組合員をはじめ働く者・生活者一人ひとりが政治に対する意識を高め、政治活動へ自ら参加することが欠かせない。健全な議会制民主主義と働く者・生活者のための政策実現に向け、組合員はもとより未組織労働者を含むすべての働く者のための政治活動を推進する。

1.政治活動の基本

(1)「働くことを軸とする安心社会 -まもる・つなぐ・創り出す-」の実現に向け、目的と政策を共有する政党および政治家との協力関係を重視し、積極的に政治活動を推進する。

(2)今次、コロナ禍における有権者の政治不信の高まりにも留意しつつ、連合秋田としてもさらに発信力を強め、組合員・有権者の政治や選挙への理解促進と投票率向上に努めていく。

(3)「左右の全体主義を排し、健全な議会制民主主義が機能する政党政治の確立を求める」、「働く者・生活者を優先する政治・政策の実現を求める」、「与野党が互いに政策で切磋琢磨する政治体制の確立に向け、政権交代可能な二大政党的体制をめざす」など、「連合の政治方針」の「連合の求める政治」を基本に、連合組織が一体となって政治・選挙活動を進める。

2.政治活動の推進

(1)国政選挙(第49回衆議院議員総選挙・第26回参議院議員通常選挙)および各種地方選挙の実施を見据えつつ、それぞれについて全力で取り組むべく、基本方針・対応方針を踏まえ環境整備に注力する。

(2)連合秋田議員懇談会との一層の連携強化および組織内議員との緊密な連携をはかるための体制づくりに取り組む。

(3)政党、政治家、その他関係団体との関係構築を通じて、各種情報収集などに努める。

(4)コロナウイルス感染症の状況も踏まえつつ、WEB会議、SNSなどのWEBサービスの活用や政治教育用器材の作成・展開を通じ、組合員の積極的な政治参加を促すとともに、公職選挙法や政治資金規正法を踏まえた法令遵守の徹底をはかる。あわせて、労働組合の社会的責任としての棄権防止や期日前投票を含めた投票促進についても、運動面での工夫を行いながら積極的に取り組む。

3.健全な議会制民主主義の実現に向けた政治改革への取り組み

(1)健全な議会制民主主義の実現に向けて、投票環境の整備や公正・公平で国民の立場に立った選挙制度改革、政治に多様な民意を反映する男女共同参画の拡大など、コロナ禍における知見も踏まえた真に必要な政治改革を求める。

(2)県民の政治参加の促進および民主主義の成熟に向けて、主権者教育の推進・充実を求める。

4.地方政治の活性化

(1)地域の活性化には、住民自らが政治に参画し、そのうえで選ばれ構成された地方議会による民意の実現が不可欠であり、その具現化のためにも積極的に地方政治の活性化に取り組む。

(2)連合秋田議員懇談会などの活性化を通じて、国会議員や地方議員との連携を密にするとともに、各首長や各党・各会派との定期協議などを行いながら政策実現をめざす。また、「議員懇談会のあり方」についても議論を深め、働く者の立場に立つ政治勢力の拡大に取り組む。