連合秋田新春賀詞交換会

連合秋田・連合秋田中央地域協議会は1月8日(火)、構成組織・地域協議会役員を中心に約500名が参集し、秋田ビューホテルで「2019年新春賀詞交換会」を開催しました。

秋田県、秋田市、秋田労働局など各行政機関等々の代表者や、経営者団体、政党関係、連合秋田議員懇談会、友好団体の代表者、OB、労働福祉団体等各界から多数の来賓出席をいただき、華やかな雰囲気の中での新春賀詞交換会となりました。

写真:2019年新春賀詞交換会の会場

中央地協・福田事務局長の司会で開会し、主催者を代表して連合秋田・黒﨑会長は、県内の経済状況と日本社会を取り巻く環境に触れた後、「今年の12月に連合秋田は結成30周年を迎える。この間、顔合わせ、心合わせ、そして力合わせを行いながら、激変する時代の中で、先人のみなさんが英知を結集しながら地域に根ざした顔の見える運動を積み上げてきた。改めて30周年という節目に向けて、地域・職場の課題、そしてすべての働く仲間の声にしっかり耳を傾けながら、一体感のある運動を推進し、組織力・政策力・発信力の強化に取り組んでいかなければならない。そのスタートが、2019春季生活闘争である。今回の春季生活闘争は賃上げの幅のみならず、賃金水準の追求にこだわった闘争の強化が求められている。連合秋田は、中小企業や非正規雇用で働く労働者の賃金を『底上げ・底支え』『格差是正』の取り組みの実効性を高めていかなければならない。また、働き方改革についても、現場の労使間が主体的に取り組むことをすべての構成組織に要請をしていきたい。その流れを地域・社会に発信しながら、世の中全体に拡げていくことが重要であり、カウンターパートとして、連合、労働組合が重要な役割を持っている。」と述べました。

写真:黒﨑会長

また、今年施行される統一地方選挙、参議院選挙については、「今年は重要な政治決戦の年でもある。私たちの雇用・生活を守るため、そして私たちの将来を確かなものにするために連合秋田に組合員一人ひとりの結集をお願いしたい。政治に対する不信感、あきらめ感、閉塞感があるかもしれないが、私たちの力、一人ひとりの行動で今のこの政治の流れを変えていかなければならない。まずは、4月に行われる統一地方選挙で連合の推薦候補者全員の勝利を勝ち取り、7月の参議院選挙において連合組織内候補予定者10名の当選、秋田県選挙区の候補予定者の必勝に向けて連合秋田として一生懸命取り組んでいく。」と決意を述べた後、「今年は亥年である。周囲の人の状況を考えずに一つのことに向かって猛烈な勢いで突き進む猪突猛進ということではなく、目標や目的に向かって恐れることなく勇ましく進んでいくという勇往邁進で一つひとつの運動・行動に取り組んでいき、今年のキャッチフレーズである血の通った心のある対応に一生懸命取り組んでいく。」と力強く挨拶しました。

来賓を代表して、佐竹秋田県知事、穂積秋田市長、三浦秋田県商工会議所連合会会長の3名よりご挨拶をいただきました。

【佐竹秋田県知事】
「昨年は労働を巡る大きな動きがあった。外国人労働者の受入に関して課題はあるが、少子高齢化が急激に進んでいる現状を踏まえると、ある程度の必要性はあると認識している。また、働き方改革は連合のみなさんと歩調を合わせて現在の働き方を改革していく必要がある。外国人労働者の問題や働き方改革については、現場の労働問題に精通した連合秋田としっかり連携しながら取り組んでいきたい。健康と経済は密接に関係しており、秋田の健康寿命が日本一になれば秋田県の経済力は増すと考えている。人材不足・人手不足は介護の問題と関係性も深いことから、健康寿命を延ばすことは、目に見えるような相当な経済効果がある。健康をしっかり守りながら、秋田の活性化につなげていきたい。」

写真:佐竹秋田県知事

【穂積秋田市長】
「秋田市は現在、移住・定住に力を入れている。雑誌・田舎暮らしの『2019年度住みたい田舎ベストランキング』で秋田市が全国総合5位にランクインした。また、産業・企業の誘致を進めながらAターンにも力を入れており、秋田の魅力が認知されてきている中で、優秀な方々にも秋田に戻ってきてほしいと考えている。今後も全体の底上げをはかりながら、取り組みを強化していく。また、昨日の経済3団体の話題の中でも賃上げの必要性の話しが出ており、秋田市としても出来る限りの支援をしていきたい。今後も連合秋田・中央地協の提言をいただくとともに連携をはかりながら、市政を進めて参りたい。」

写真:穂積秋田市長

【三浦秋田県商工会議所連合会会長】
「2019年は、中小企業の経営者にとって試練の年だと認識している。働き方改革や平成からの改元、そして消費税の増税など様々な変化に対応していかなければならない。経営者も働く皆さんとともに、働きやすく生産性を上げやすい職場環境を作る時期だと認識している。それを成し遂げるには、皆さんの力を借りなければ実現できない。誇りを持って働ける職場、若い人が自分の夢を叶えられる職場、そのような企業を多く秋田に創出しなければならない。連合の皆さんの大いなる知恵、大いなる力をお借りしながら、若い人たちが秋田に戻ってこられるような環境を作っていく1年としたい。」

写真:三浦秋田県商工会議所連合会会長

その後、連合秋田・黒﨑会長、中央地協・水木議長と各界代表者による祝い樽の鏡開き、水木議長の乾杯の発声、参加者による歓談、毎年恒例の各構成組織・労福事業団体よりご協力をいただいたお楽しみ大抽選会で一喜一憂しながら、最後は連合秋田・曽我会長代行による三本締めを行い散会となりました。

写真:水木議長
写真:祝い樽の鏡開き
写真:曽我会長代行

また、会場内および抽選会時に実施しました「連合・愛のカンパ」は、参加者の皆さまより140,141円のご協力をいただき、今後連合本部へ送金いたします。皆さまのご協力に感謝申し上げます。

PAGE
TOP