秋田県内の働き方に関するシンポジウム(連合秋田地域フォーラム)

2月2日(金)秋田市文化会館において、「秋田いきいきワーク推進会議」の主催で「秋田県内の働き方に関するシンポジウム」を開催し、一般参加を含め約160名が参加しました。

写真:秋田県内の働き方に関するシンポジウムの様子

「秋田いきいきワーク推進会議」は、平成28年2月に働く者がやりがいをもって安心して働き続けられる雇用形態や職場環境の整備・改善について、秋田県内の労使団体、行政機関、学識経験者等が課題解決に向けた共通認識を得ることを目的に設置され、会員として連合秋田より黒﨑会長、検討部会会員として藤井事務局長が参画し、「働き方改革」「正社員転換・待遇改善」「女性の活躍推進」等、地域における効果的な取り組みについて協議を重ねてきました。連合秋田としては本シンポジウムを「地域フォーラム」の位置づけとして、これまで秋田いきいきワーク推進会議および検討部会にて検討を行ってきました。

また、平成28年8月には「秋田県内の労働実態に関する調査」(アンケート調査)を実施し、秋田県内の事業主と労働者に対して雇用・就業の形態、労働時間、年次有給休暇等に関する実態や意識を聞くとともに、非正規労働者の正社員化、長時間労働削減、女性・高齢者の活躍推進等に関する取り組み状況・効果等について調査を行いました。労働者調査については連合秋田傘下の組合員3,074人に調査票を配布し、1,970人の回答を得ています。

このような経緯を踏まえ、「秋田県内の働き方についての課題と取り組み」をテーマに、シンポジウムを開催。シンポジウムでは初めに第1部・基調講演として「『働き方改革』の推進~多様性を活かすこれからの職場とは~」と題し、(株)東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス推進部長の宮原 淳二氏より「働き方改革はなぜ必要か?」「多様な人材を活かす組織マネジメント」「先進企業事例の紹介」について、現在の長時間労働や政府の働き方実現会議の状況、先進企業事例の紹介として働き方改革を先進的に実施している企業の良好事例等について講演をいただきました。

写真:米塚アドバイザー

その後、第2部・「秋田県内の働き方の課題と取り組みの現状について」というテーマで、秋田県内で「働き方」の改善について取り組みを行っている企業・団体から取り組みの内容や効果・課題等について発表し共有することを目的にパネルディスカッションを実施しました。連合秋田より米塚アドバイザーがパネリストとして参加し、連合秋田に寄せられた労働相談の傾向や対応等を交えディスカッションを行いました。

最後にパネルディスカッションでコーディネーターを務めた、秋田いきいきワーク推進会議会長(東北公益文科大学学長)の吉村 昇氏が「人口減少が進むこの秋田県で、地域経済が持続的に発展していくためには労使や行政機関等が共通認識を得ることが重要である。このシンポジウムがその一歩となったことは大変意義深い。」と述べ、シンポジウムを締めくくりました。

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