連合秋田第18回定期大会

10月26日(木)、イヤタカにおいて約180名が出席し、連合秋田第18回定期大会を開催しました。「次の飛躍へ 確かな一歩を」をスローガンに掲げ、向こう2年間の運動方針などを確認しました。

司会の柴田副会長(JR総連)のあいさつで開会し、大会議長団に佐々木代議員(自治労)、佐藤代議員(自動車総連)を選出し、大会を進行。

写真:大会議長団の佐々木代議員(自治労)、佐藤代議員(自動車総連)

執行部を代表し黒﨑会長の挨拶では、これまでの2年間の取り組みを振り返りながら、連合秋田の運動に対するご理解とご協力に感謝を述べたうえで、政治課題・各種選挙闘争について述べました。4月に行われた秋田県知事選挙、10月の第48回衆議院議員選挙の対応に触れ、「9月28日、召集された臨時国会の冒頭に安倍総理は衆議院を解散した。野党による臨時国会の開会要求を無視し続けた挙げ句の冒頭解散である。8月に発足した新改造内閣が国会論戦を経ずに解散することは戦後初のことであり、国会軽視・国民軽視と言わざるを得ない。」と述べ、「私たち労働組合の目的は、『働く者』『生活者』の暮らしや雇用を守ることである。その目的を果たすために、税や社会保障、雇用・労働問題などの様々な課題に対し、『政策・制度の要求』に取り組んでおり、それ自体が政治活動と直結している。『政治に無関心でいられても、政治に無関係ではいられない』という社会の仕組みを繰り返し組合員に訴え、今一度、政治と真正面から向き合うことの大切さを、日常の組織活動で職場・組合員に伝えようではありませんか。」と訴えました。続いて、2017春季生活闘争と地域別最低賃金の総括について触れ、「今次春季生活闘争においては、全体としての妥結結果には不満が残るものの、有額での妥結組合数の増加や『大手追従・大手準拠』からの脱却を目指した取り組みが前進していることから、粘り強い闘いが展開されたものと評価するものである。一方、今年の秋田県の最低賃金の改定は、若者の県外流失等による少子高齢化・人口減少、労働力不足が急速に進むことによる地域社会の持続性が問われている秋田県の状況を踏まえ、労使が一体となり魅力ある職場作りと生活できる賃金水準への引上げを目指すことが社会的責務であるとの認識に立ち取り組みを強化してきた。次年度においても、すべての労働者の賃金引上げと地域間格差の是正を視野に粘り強く取り組みを強化していく。」と来年度への意気込みを含めて述べ、「秋田県の現状と2017年の結果・課題を踏まえた、2018春季生活闘争の討論への積極的な参加をお願いする。」と力の結集を呼びかけました。最後に、2019年に連合秋田結成30周年を迎えるにあたり、「30周年という節目を前に、私たちは現下の課題や求められているものを再確認しながら、今後の2年間を、足元をしっかりと固める期間としたい。その中で、誰もが互いに支え合い、希望を持って働き暮らせる社会のために、連合が掲げる『働くことを軸とする安心社会』の実現に向けた流れを加速させなければならない。揺るぎない連合運動の前進と社会的役割を果たすために、今まで以上に構成組織の皆さまとの連携・意思疎通を深め、心と力を合わせ、全力で取り組んで参りたい。」と締めくくりました。

写真:黒﨑会長

来賓として、秋田県・佐竹知事、労働行政を代表し秋田労働局・松本局長、経済団体を代表し秋田商工会議所・佐野副会頭、第48回衆議院議員選挙にて当選をした寺田衆議院議員、緑川衆議院議員、民進党秋田県連・社民党秋田県連合、関係団体の代表からそれぞれご挨拶をいただきました。

写真:連合秋田第18回定期大会の様子01

そして、活動報告・財政報告に続き、議事では「新加盟単組の承認」「2018~2019年度運動方針」「連合秋田『1000万連合』実現プラン2017-2019」「周年記念事業特別会計の新設」「2017年度決算剰余金の処分」「2018年度予算」「役員の選出」「退任役員表彰」の全ての議事が承認されました。

新たに確認された「2018~2019年度運動方針」では、今後2年の運動の基軸として、「『組織強化』を進め、3年後の『1000万連合』実現に全組織が結集し、社会連帯を高めて、次代の運動への橋渡しとなる2年とする」ことや「連合秋田ユニオン(仮称)の立ち上げ検討による労働相談からの組織化の対応強化」「働くことを軸とする安心社会に向けた政策・制度実現の取り組み」、「労働条件の底上げ・社会的横断化の促進とディーセント・ワークの実現」、「政策実現に向けた政治活動の強化」などに積極的に取り組むことを掲げています。また、「周年記念事業特別会計の新設」では、連合秋田組織財政検討委員会の議論経過および報告を踏まえて、2019年に迎える連合秋田30周年、その後の周年記念事業を見据えた特別会計口の新設について承認をいただきました。「役員の選出」では新役員として黒﨑会長(再任)をはじめ、計42名が選出されました。

また、「2017ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)世界行動デー」の取り組みとして、ディーセント・ワークの説明と実現に向けた一斉行動を大会構成員全員で実施し、これを確認しました。

写真:連合秋田第18回定期大会の様子02

最後に、大会宣言を採択した後、黒﨑会長のガンバロー三唱で大会を締めくくりました。

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