連合2023平和行動in沖縄

連合は、6月23日(金)~24日(土)の2日間にわたり「平和行動in沖縄」を開催し、連合秋田からは工藤副会長(情報労連)が参加しました。これまでの沖縄の歴史を学ぶとともに、「語り継ぐ戦争の実相と運動の継続で恒久平和を実現しよう」をテーマに、2023年の平和運動をスタートしました。

参加した連合秋田:工藤副会長(情報労連)

初日に開催された「2023平和オキナワ集会」には、全国から構成組織・地方連合会から、コロナ禍前と同規模程度の1,120人が参加。2部構成で行われた集会は、第1部では「日米地位協定と沖縄」と題し、琉球大学人文社会学部国際法政学科准教授の山本章子氏より、日米地位協定の性格について、①基地の使用、②訓練や行動範囲、③経費負担、④身体の保護、⑤税制・通関上の優遇措置、⑥生活などについて在日米軍優遇に関して説明があった。また、日米地位協定の問題として、①占領軍の特権の名残、②条文上の規定に由来する問題、③条文に規定が存在しないことによる問題、④条文上の規定と実際の運用が異なる問題、の4つの側面について、それぞれ事例も含め説明を受けました。最後に、占領期間が長かったことによる沖縄独自の問題に触れるとともに、嘉手納ラプコン管轄空域等の問題点についても述べられました。

続いて第2部の「平和式典」では主催者を代表し、連合本部・芳野会長の挨拶、地元歓迎挨拶として連合沖縄・東盛会長が挨拶を行い、連合沖縄から8月の「平和行動in広島」が開催される連合広島へのピースリレー、連合沖縄・女性委員会からの平和アピールを採択して集会を終了しました。

連合:芳野会長挨拶

2日目は、米軍基地と南部戦跡の視察学習のための「ピースフィールドワーク」が実施されました。米軍基地コースと南部戦跡コースに分かれ、糸数アブチラガマ、魂魄の塔、平和祈念公園、沖縄県平和祈念資料館、ひめゆりの塔、ひめゆり平和祈念資料館などを見学し平和行動in沖縄を終了しました。

フィールドワークの様子

なお、例年実施している『「在日米軍基地の整理・縮小」と「日米地位協定の抜本的見直し」を求める行動』については、実施を見送りとなりました。

PAGE
TOP