連合2022平和行動in沖縄

連合は、6月23日(木)~24日(金)の2日間にわたり「平和行動in沖縄」を2019年以来3年振りに開催し、連合秋田からは三浦副事務局長が参加した。これまでの沖縄の歴史を学ぶとともに、「語り継ぐ戦争の実相と運動の継続で恒久平和を実現しよう」をテーマに、2022年の平和運動をスタートしました。今回は新型コロナウイルス感染症対策の観点から、参加人数を会場(那覇文化芸術劇場なはーと)定員の約半分に制限したほか、集会時間の短縮、座席間隔を空けることやマスク着用などの感染対策を講じたうえでの開催となりました。

連合秋田から参加した三浦副事務局長

初日に開催された「2022平和オキナワ集会」には、全国から構成組織・地方連合会から742人が参加しました。2部構成で行われた集会は、第1部では「沖縄の施政権返還50年と日米地位協定」と題し、法政大学法学部政治学科教授の明田川融氏より、日米地位協定の歴史的経緯に関する説明があった後に、日米地位協定の問題点として、(1)全土基地方式、(2)排他的管理権、(3)区域外演習、(4)検疫、(5)国内法の不適用、(6)日本側の一次裁判権放棄密約、(7)米兵等被疑者の身柄引き渡し、(8)日米合同委員会について触れられました。また、今後に向けた取り組みとして、在日米軍基地問題を抱える地域間での横の連携や情報共有を進め事の重要性が指摘され、最後に、連合に対する期待・要望として、(1)連合が全駐労も交えて策定した「日米地位協定の抜本見直しに向けた連合要求」の周知、特に在日米軍基地で働く人たちの雇用問題・労働条件に関する周知を進めること、(2)日米地位協定の抜本的見直しを求める候補者を支持すること、の2点を述べられ、講演を締めくくりました。

平和オキナワ集会(平和式典)

続いて第2部の「平和式典」では主催者を代表し、連合本部・芳野会長の挨拶、地元歓迎挨拶として連合沖縄・東盛会長が挨拶を行い、連合北海道からの平和メッセージ、連合沖縄から8月の「平和行動in広島」が開催される連合広島へのピースリレー、連合沖縄・女性委員会からの平和アピールを採択して集会を終了しました。

平和オキナワ集会(芳野会長あいさつ)

2日目は、米軍基地と南部戦跡の視察学習のための「ピースフィールドワーク」が実施されました。米軍基地コースと南部戦跡コースに分かれ、辺野古、嘉手納基地、チビチリガマ、普天間基地などを見学し平和行動in沖縄を終了しました。 なお、例年実施している『「在日米軍基地の整理・縮小」と「日米地位協定の抜本的見直し」を求める行動』については、実施を見送くりました。

フィールドワーク終了後に、ピースガイドの皆さまと一緒に。
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