連合秋田結成30周年記念式典・2020年新春賀詞交換会

連合秋田・連合秋田中央地域協議会は1月7日(火)、構成組織・地域協議会の役員ならびに組合員を中心に約450名が参集し、秋田ビューホテルで「結成30周年記念式典・2020年新春賀詞交換会」を開催しました。

秋田県、秋田市、秋田労働局など各行政機関等々の代表者や、経営者団体、政党関係、連合秋田議員懇談会、友好団体の代表者、OB、労働福祉団体等各界から多数の来賓出席をいただき、華やかな雰囲気の中での記念式典・新春賀詞交換会となりました。

主催者代表挨拶(連合秋田・黒﨑会長)

主催者を代表して連合秋田・黒﨑会長は、「1989年11月21日に労働界が長年にわたって悲願としてきた労働戦線を統一し、『連合』が誕生し、秋田においても1989年12月4日、『平和・幸せ・道開く』を合言葉に連合秋田が結成された。それから30年の時が流れ、いま私たちは歴史的な岐路に立っている。連合は、2035年を展望した『連合ビジョン』を策定し、その基調としたものは、“持続可能性”と“包摂性”である。自らの足元を確かめながら着実に前進するためにも、連合結成の原点に立ち返り、使命と役割を果たしていかなければならない。」と、結成から30年の歴史について触れました。

また、今後の取り組みについて、「社会や地域の課題解決に向けては、産官学金労言の連携が重要となる。それぞれの立場や役割は異なるが、『秋田県を元気に豊かにする。安心して暮らすことができ、働き続けられる秋田県にしたい。』という志は同じであると思うことから、秋田県の『ONE TEAM』の一員となり、その思いの“ボール”を前に前にと多くの人々に『つなぎ』、その努力を重ねることで地域や社会と『つながり』、理解と共感が得られ、コミュニティの再生が図られ、誰もが働きがいと生きがいを実感できる社会を実現することができるものと考える。連合秋田は、これまでの歴史とつないできた“労働運動のボール”の重みを受け止めながら、課題に真正面から向き合い、『次代につなぐ』ための新たな運動スタイルの推進に向け、果敢に挑戦していく。」と決意を述べました。

続いて来賓を代表し、連合・逢見会長代行、佐竹秋田県知事、穂積秋田市長、甲斐秋田労働局長、三浦秋田県商工会議所連合会会長の5名よりご祝辞をいただきました。

連合・逢見会長代行

「これまでの連合の30年を振り返ると、時代の変化が非常に大きく、守りに徹してきた運動であったと感じているが、その中で着実に成果を積み重ねてきたことは誇るべきことである。連合はこれからの運動を考え、2035年をターゲットとした『連合ビジョン』を策定した。現在掲げている『働くことを軸とする安心社会』というビジョンは、今後益々重要性が増してくると考えることから、そのスローガンをベースとして、さらに深化させた『まもる・つなぐ・創り出す』というキーワードを新たに掲げた。このスローガンのもと、これからの連合運動を邁進させていくという決意である。様々な課題は山積しているが、『未来を変える』という意識で、連合秋田一丸となって積極的にチャレンジしていただきたい。」

佐竹秋田県知事

「現在、世界や日本、秋田の情勢を見ると、大変不安定な状況が続いており、今後も激動の年が続くと推測している。そのような時代だからこそ、秋田県では様々な立場の方々が連携を図り、議論をしながら活力につなげていく必要がある。連合秋田とはこれまで様々な議論や進言をいただいてきたが、それがきっかけとなり県政につながり、動き出すこともある。また、その意見交換などがお互いにいい緊張感を生む。30周年を契機に、連合秋田にはこれまで以上に秋田を引っ張っていく存在となっていただきたい。また、社会に刺激や活力を与え、問題提起をしながらみんなで解決していく原動力となっていただきたい。秋田の前進が図られるように、今後も連合秋田と連携を図りながら取り組んで参りたい。」

穂積秋田市長

 「私も以前、労働組合に関わる仕事をしていた経験があり、皆さんと同様に働く仲間のため、地域のための運動を行っていた。それから時代が大きく変化し、その変化に伴い運動や取り組みの背景などが変化してきていると思うが、基本的な理念や考えは変わっていないと思っている。これからの時代の先行きは不透明であるが、これまでの背景や歴史を踏まえ、将来を展望し、働く仲間のため、地域のために引き続き奮闘をしていただきたい。また、中央地協からは様々な角度から提言をいただいており、それが市政の取り組みにつながっている。今後も連合秋田・中央地協から提言や要望をいただきながら、より良い社会づくりを進めて参りたい。」

甲斐秋田労働局長

「現在の労働情勢を見ると、有効求人倍率が高く推移し、人手不足が長期化しており、人材確保対策が最重要課題となっている。また、現在、働き方改革も進めているが、本年は特に中小企業に対する支援を重点的に行っていきたいと考えている。企業で働き方改革を進めるためには、企業内での労使協議による労働環境の整備が最も重要であると考えており、労働組合からのより一層の支援や協力が不可欠になる。労働者の雇用環境・労働条件の確保や向上、働き方改革の取り組み、人材確保対策など、目指すところは労働局と連合秋田は同じであると考えることから、今後も連携を図り、これまで以上のご支援・ご協力をお願いしたい。」

三浦秋田県商工会議所連合会会長

「激動のこの時代、30年間という長きにわたって連合秋田が果たしてきた役割は大変大きなものである。様々な働く環境の改善に向け、組合員皆さんが心を一つにして取り組み、勝ち得た結果が現在に至っている。経営者としても、それぞれの企業が働く方々の夢が実現できるような魅力ある企業を作っていくことが目標である。これまでの連合秋田の尽力と行動に心から敬意を表したい。令和の時代に突入し、これまでと大きく異なる時代が始まろうとしている。この時代を乗り切るため、経営者と労働者が同じグラウンドに立ち、それぞれの立場やポジションで精一杯汗を流し、行動し、知恵を出し合い、果敢に挑戦していかなければならない。今後も秋田の中小企業強化のため、連携を図りながら、益々尽力していただきたい。」

鏡開き
乾杯(中央地域協議会・水木議長)
国民民主党秋田県連・緑川代表
立憲民主党秋田県連・小原代表
社会民主党秋田県連・石田代表

その後、連合秋田・黒﨑会長、中央地協・水木議長と各界代表者による祝い樽の鏡開き、水木議長の乾杯の発声により祝宴に入り、テーブルスピーチとして各政党を代表し、緑川国民民主党秋田県連代表、小原立憲民主党秋田県連代表、石田社会民主党秋田県連代表よりご挨拶をいただきました。その後、参加者による歓談、毎年恒例の各構成組織・労福事業団体よりご協力をいただいたお楽しみ大抽選会で一喜一憂しながら、最後は連合秋田・曽我会長代行による三本締めを行い散会となりました。

会場の様子
連合愛のカンパ
閉会の挨拶(連合秋田・曽我会長代行)

なお、会場内および抽選会時に実施した「連合・愛のカンパ」は、参加者の皆さまより212,587円のご協力をいただきました。皆さまのご協力に感謝申し上げます。

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