８月４日（日）～７日（水）にかけ、「将来を担う子どもたちとともに、平和の尊さを学ぶ」ことを目的に、組合員とその家族を合わせ３家族・１０名（子ども３名、大人４名、事務局３名）の参加を得て、【連合秋田子ども平和隊】を広島に派遣しました。
５日（月）には、連合広島が主体となって実施している「ピース・ウォーク」に参加し、連合広島青年・女性委員会のピースガイドの説明を受けながら、広島平和記念公園内にある慰霊碑や記念碑などの各モニュメントを見学した後、広島市内の上野学園ホールへ移動し、「連合２０１９平和ヒロシマ集会」に参加しました。集会の開会に先立ち、連合秋田構成組織および女性委員会よりご協力いただき作成した千羽鶴を、子ども平和隊より献納を行いました。
集会では、連合広島・久光会長が開会挨拶を行った後、参加者全員での黙祷、主催者を代表して連合・逢見会長代行、来賓として広島県・広島市・ＩＴＵＣ（国際労働組合総連合）から挨拶が述べられました。続いて、「若者からのメッセージ」として高校生平和大使の国連訪問などの活動報告やメッセージ、連合長崎の代表団によるピースメッセージ、連合広島から連合長崎へのピースフラッグリレー、連合広島の女性委員会による「平和アピール」を行い、参加者全員で「原爆を許すまじ」を合唱し、集会を閉会しました。
また、集会閉会後に同会場にて、２０２０年核兵器不拡散条約（ＮＰＴ）再検討会議に向けたシンポジウム～核兵器廃絶１０００万署名に向けてキックオフ～に参加しました。シンポジウムでは外務省からの報告や「核拡散防止条約（ＮＰＴ）再検討会議に向けて」と題し、中国新聞論説委員より講演をいただきました。その後の「被爆者からの訴え」では、広島県原爆被害者団体協議会・箕牧理事長代行から、原爆が爆発した瞬間の状況や被爆直後の市内の惨状、被爆者として自身が体験した生々しい体験談、また、核兵器廃絶と次世代への継承に向けて語り継ぐことへの強い思いと参加者へのお願いが語られました。最後に連合・山本副事務局長より、核兵器廃絶１０００万署名の必達に向けた決意表明が述べられ、シンポジウムを閉会しました。
集会・シンポジウム終了後は平和記念公園・原爆ドーム前に移動し、「連合・原爆死没者慰霊式」を行い、原爆投下により亡くなられた方の冥福を祈り、全国からの参加者による献花および献水を行いました。
６日（火）は、広島市主催の「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」に参加し、多くの参列者と一緒に原爆が投下された８時１５分に、原爆によって亡くなられた方々のご冥福と、核兵器廃絶ならびに恒久平和を願って黙祷を行いました。
連日３５℃を越える猛暑の中での「平和行動ｉｎ広島」でしたが、事故も無く無事に【子ども平和隊】の全行程を終了することができました。来年は長崎に【子ども平和隊】を派遣する予定であり、今後とも各構成組織組合員のご理解とご協力をお願いします。