連合秋田とは

連合とは?

「連合」(日本労働組合総連合会)は、1989年(平成元年)に、結成された労働組合のナショナルセンター(中央労働団体)です。加盟組合員は約686万人。スケールメリットを生かして、全ての働く人たちのために、雇用と暮らしを守る取り組みを進めています。

イラスト:働く人々

連合秋田とは?

「連合秋田」(日本労働組合総連合会秋田県連合会)は、「連合」の地方組織として、秋田県内の31の産業別の組織が集まり、約4万5千人の組合員で組織する県内最大の労働組合組織です。

どんな活動をしているの?

地域で働く仲間と、働く人たちの生活向上や不安解消のために、労働者の視点から議会や行政に、政策や制度の提言を行う取り組みをはじめ、労働条件改善の取り組み、未組織労働者への支援、平和運動、市民運動との連携など、多岐にわたる運動を展開しています。そのほか、様々な問題を解決するために、最低賃金を決める審議会や労使紛争を解決する秋田労働委員会など、地域全体の勤労者に影響する大切な場での活動にも取り組んでいます。「数は力」。企業の枠を超えて働く仲間が連帯することで、国や社会に対してより大きな影響力を発揮できるのです。 

どんな組合が加盟をしているの?

トヨタや日産などの自動車産業、イオンなどのサービス産業、NTTなどの情報通信産業、日通やタクシー、バスなどの交通運輸産業、金属、電力や電機産業など多くの民間企業の労働組合や、学校で働く教職員組合、県庁や市役所で働く官公労組合、一人でも入れる労働組合など多くの組合が加盟しています。

どんな組織体制なの?

連合秋田の事務局には、会長、会長代行、事務局長、副事務局長2名の専従役員のほか、組織拡大オルガナイザー、事務員合わせて8名がおり、非専従役員として、副会長11名、執行委員、会計監査合わせて約40名の役員がおり、「総務局」「組織局」「政策局」「労働局」の4局と「政治センター」にわかれ、運動方針に沿った活動や、県内勤労者からの電話相談を受けています。 秋田県内7箇所に地域協議会(地協)と地区連絡会(地連)があり、地域の情報交換や福祉活動(ボランティアなど)、レクリエーションなどを行い社会貢献に努めています。

政治との関わりは?

連合が政治活動に取り組む理由は、まじめに働く者のための政治を追求するためであり、私たちの生活改善と産業政策や社会制度の向上、さらには労働組合としての社会的責任を果たすためです。

連合の政治理念は

  • 連合は、労働組合の使命として、主権在民、基本的人権の尊重、恒久平和を基調とする日本国憲法の理念に沿い、労働基本権をはじめとする人権、自由、平等、民主主義を擁護し、社会的公正・正義を追求し、平和な社会および男女平等参画社会の実現をめざす。
  • 連合は、政府、政党などとは異なる自主的組織としての主体性を堅持しつつ、目的と政策を共有する政党および政治家と協力して、労働者とその家族の労働と生活環境の改善をはかり、真の「ゆとり・豊かさ」を実現する。
  • 連合は、誰もが公正な労働条件のもと、多様な働き方を通じて社会に参加し、相互に支え合う「働くことを軸とする安心社会」の構築を通じて希望と安心の社会を実現する。
  • 連合は、日本の労働運動の国際的責務を深く自覚し、世界平和の達成と諸国民の共存共栄および地球環境保全のために努力する。

としています。

最後に・・・

「働くことを軸とする安心社会」を実現しよう

連合はすべての働くもののよ拠りどころとして、その力を結集し、「働くことを軸とする安心社会」を築くために全力をあげる。
すべての労働者とは、正規、非正規、あるいは組合員、非組合員を問わないすべての現役の労働者であるが、労働の第一線から退いた退職者、これから労働の世界に入ろうとする子どもたち、そして労働者の家族も含めば、日本の国民のなかの圧倒的多数派である。

安心社会とは、ディーセントな雇用が保障され、病気、失業、子育て、老後など、人生のすべての段階におけるあらゆるリスクに対応できる制度が確立され、積極的に生きていこうとする人びとへの支援が提供され、人と人との良好な絆が培われている社会である。

連合は、みずからの活動の質と量を向上させ、傘下の労働組合の合意を得つつ、かつ志を同じくする労働者福祉事業やNPOなど多くの団体や個人とネットワーク型の連携をつくり上げて、「働くことを軸とする安心社会」の確立をめざす。

2010年12月2日 第59回中央委員会採択