10月24日(木)、(財)秋田県労働会館(フォーラムアキタ)において約100名が出席し、連合秋田第49回地方委員会を開催しました。「社会を新たなステージへ、ともに歩もう、ともに変えよう~仲間の輪を広げ 安心社会をめざす~」をスローガンに、中間年度における前半年度の総括と運動方針の補強を確認しました。司会の舘岡副会長(自動車総連)のあいさつで開会し、地方委員会議長団に木島地方委員(自動車総連)、佐々木地方委員(日教組)を選出し、議事に入った。

執行部を代表し小川会長の挨拶では、冒頭、菅谷元会長のご逝去について触れたのちに、能登半島地震や7月から9月の大雨による被害で被災された方々へお見舞いを述べとともに、連合秋田の対応状況の報告と協力への感謝、引き続きの「連帯と行動」への協力をお願いしました。そのうえで、第18期後半期に向けて、一つ目は春季生活闘争について、「2024春季生活闘争では、1992年以来の賃上げ率となった。一方、全国と比較して産業別の賃上げ率の差が広がっており、格差是正のため取引価格の適正化や賃金上昇分も含めた価格転嫁をより一層進め、製品やサービスを含めた労働の価値を認め合う社会に転換していくことが重要。2025春季生活闘争がまもなく本格化する。これまでの取り組みや課題をしっかりと踏まえ取り組んでいく。」と述べました。二つ目はジェンダー平等・多様性推進について、「日本社会にこびりついたジェンダー不平等の価値観を解きほぐす歴史的な大事業であるこの取り組みは、簡単に物事が進むものではない。クリティカルマスの達成や単なる数合わせの制度や仕組みだけでは、本質的なジェンダー平等は実現されないばかりか、かえって不平等をより一層固定化させてしまう恐れがある。有識者からは、『男性役員の意識の醸成やバイアスの解消』が必要であり、男性中心で運営されてきた組織の慣習を変える努力や責任ある仕事を任せてみるマネジメントが必要、とのこと。環境を整えていくのがリーダーの役割でもあることから、環境整備に向けて、引き続きのご理解と着実な前進をお願いしたい。」と協力を求めました。三つ目の政治については、「現在衆議院選挙が行われている。『与党を過半数割れに追い込み、今の政治をリセットする』という目標に向けて全力で取り組んでいく必要がある。また、来春には知事選をはじめとする首長選挙、7月には参議院選挙が予定されている。連合がイニシアチブを発揮できるようしっかりと対応していく。」と述べ、最後に、今後の取り組みに対する引き続きのご理解とご協力をお願いし、締めくくりました。

来賓として、東北労金秋田県本部、こくみん共済coop秋田推進本部の代表からそれぞれご挨拶をいただきました。なお、衆議院選挙により出席が叶わなかった立憲民主党秋田県連、国民民主党秋田県連よりいただいた祝電・メッセージを紹介しました。
以降、活動報告や各種報告・財政報告に続き、議事では「2025年度運動方針補強」「連合秋田規約の一部改正」「第50回衆議院選挙の対応方針」「2024年度決算剰余金の処分」「2025年度予算」「役員の交代」「退任役員表彰」について執行部から提案し、地方委員から、2025春季生活闘争に対する官民一体となった取り組みの推進や反戦・平和について世論を喚起する取り組みの強化、といった補強意見を踏まえ、全ての議事が満場一致で承認されました。


最後に、「連合運動の再構築とそのための基盤強化に向けた4つの改革パッケージの検証と必要な改善を図ること、また、第50回衆議院議員選挙の推薦候補者全員の必勝に向けて最後の最後まで粘り強く闘い抜くこと、そしてスローガンのもと、取り組みを前進させていこう!」とする大会宣言を採択した後、小川会長のガンバロー三唱で大会を締めくくりました。

