8月4日(日)~6日(火)にかけ、「将来を担う子どもたちとともに、次世代への継承と平和の尊さを学ぶ」ことを目的に、組合員とその家族を合わせ6家族・16名(子ども7名、大人7名、事務局2名)の参加を得て、【連合秋田子ども平和隊】を、広島に派遣しました。

5日(月)は、連合広島が主体となって実施している「ピース・ウォーク」に参加し、連合広島青年・女性委員会のピースガイドの説明を受けながら、広島平和記念公園内にある慰霊碑や記念碑などの各モニュメントを見学しました。

上野学園ホールへ移動し、「連合2024平和ヒロシマ集会」に参加した。集会の開会に先立ち、連合秋田構成組織にご協力いただき作成した千羽鶴を、子ども平和隊より献納を行いました。

集会は全国の構成組織・地方連合会から1,780名が参加。冒頭、参加者全員での黙祷、主催者を代表して連合・芳野会長、連合広島・大野会長、来賓として広島県・広島市・ITUC(国際労働組合総連合)から挨拶が述べられた。続いて、今回の学習会として、「被爆80年に向けて 被爆地広島の課題と役割」と題し、中国新聞社特別論説委員の宮崎氏より、広島の原爆被害の実相に触れるとともに、「来年の被爆80年を前に核兵器のない世界は遠のき、実現は見通せない状況にある。どんなに厳しい状況であっても、被爆国としての歴史的役割と人類に対する責任として核兵器廃絶を絶対に諦めてはならない」との訴えが寄せられました。

被爆体験証言として、広島県原爆被害者団体協議会理事長・箕牧氏より、「被爆者が生きているうちに核兵器を無くしてください。今生きているヒバクシャ110,000人の訴えです。」と、平和への想いについて語られました。
続いて「若者からのメッセージ」として、第26代・第27代高校生平和大使の活動報告や決意表明、連合広島から連合長崎へのピースフラッグリレー、連合広島の女性委員会による「平和アピール(案)」が読み上げられ、満場一致の拍手で採択され閉会しました。
集会終了後、平和記念公園・原爆ドーム前に移動し、原爆投下により亡くなられた方の冥福を祈り、連合秋田代表者による献水ならびに参加者一人ひとりによる献花を行いました。

6日(火)は、広島市主催の「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」に参加し、多くの参列者と一緒に原爆が投下された8時15分に、原爆によって亡くなられた方々のご冥福と、核兵器廃絶ならびに恒久平和を願って黙祷を行いました。 連日35℃を越える猛暑の中での「平和行動in広島」でしたが、参加いただいた皆さんの協力のもと、事故も無く無事に【子ども平和隊】の全行程を終了することができました。来年は長崎に【子ども平和隊】を派遣する予定であり、今後とも各構成組織組合員のご理解とご協力をお願いしたいと思います。