連合秋田2025組織拡大研修会

 5月14日(水)フォーラムアキタにおいて、構成組織、地協役員の組織拡大担当者を中心に約30名が出席し、組織拡大研修会を開催しました。

 主催者を代表し、連合秋田・小川会長は、2025春季生活闘争の妥結状況について触れ、「秋田県で賃上げの流れを確実なものにしていくためには、集団的労使関係の網を広げていく組織拡大が重要。賃金水準や賃上げにおいて、労働組合のある、なしによって大きな差があり、中小ではそれが顕著であることが明らかになっている。組織拡大プラン2030に基づき、あらゆる機会を通じて組織拡大を『ジブンゴト』にして、連合全体で総力を挙げて取り組んでいく必要がある。一方、労働組合の組織率は、年々低下している。職場で大きなトラブルにぶつかった場合、表現形態として労働組合というチャネルに向かわず、退職や転職という方向に向かっているということが実態のように思えてならない。働く皆さんの求める内容の多様化に伴い丁寧に個々の組合員に向き合っていくことや、未加入者に対してどう接していくのか。現在の労働組合を担う私たちは、その価値を高める努力を惜しんではならない。低下する組織率に歯止めをかけ、多くの仲間が集い協力しながら、より良い職場や社会をつくることに努力する一年にして参りたいと考えている。本研修会を有意義なものとしていただきたい。」と挨拶しました。

開会の挨拶:小川会長

 続いて、連合東北ブロックオルガナイザーの今野衛氏より「仲間づくりを考えてみましょう」と題し、特徴的な労働相談事例、なかまづくりを進めよう、といった内容の講演をいただきました。講演では、具体的な事例をもとに当事者を取材した動画の視聴を交えながら、普段の活動では体験できない臨場感のある組織拡大の現場について学習することが出来ました。

東北ブロック今野オルガナイザーによるご講演

 休憩を挟んだ第4部では、構成組織における現状の課題や成功体験など、出席者間でのグループディスカッションを行いました。オープンショップ制やユニオンショップ制の違いによるそれぞれの組織拡大の課題や継続雇用者への対応など、構成組織が抱えている具体的な課題の共有や組織拡大における人的基盤の強化の必要性を再確認しました。 最後に、 連合秋田組織局長・佐藤公誠副会長(JP労組) よりあいさつをいただき、閉会しました。

グループディスカッションの様子
閉会の挨拶: 連合秋田組織局長・佐藤公誠副会長
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