５月２８日（木）、(財)秋田県労働会館（フォーラムアキタ）において約９０人が出席し、連合秋田第２０回臨時大会を開催しました。司会の宮崎副会長（ＪＡＭ）のあいさつで開会し、議長団に児玉代議員（自動車総連）、吉田代議員（基幹労連）を選出し、臨時大会を進行しました。
司会の宮崎副会長（ＪＡＭ）のあいさつで開会し、議長団に児玉代議員（自動車総連）、吉田代議員（基幹労連）を選出し、臨時大会を進行しました。
執行部を代表し黒﨑会長の挨拶では、新型コロナウイルス感染拡大の影響に触れるとともに、ウイルスの感染拡大防止・感染予防の徹底等様々な取り組みをされている多くの仲間の方々の頑張りに敬意と感謝を述べたうえで、連合秋田の取り組みについて、「新型コロナウイルス感染症の動向を踏まえた『連合本部における活動に対する対処方針』や、構成組織・単組、労働福祉団体、県、労働局、経営団体等の連携とその動向を踏まえ、感染予防に向けた連合秋田としてのＢＣＰ（事業継続計画）を策定し、当面の諸活動の取り扱い等について持ち回りの執行委員会での確認を行い、対応をはかってきた。様々な影響により１００年目を迎えた『秋田県メーデー』や『連合秋田３０周年記念事業』を中止したことは大変残念であったが、本部と連携したＳＮＳでの動画・メッセージの発信を行い、多くの皆さんより視聴・拡散をいただいた。このような新しい情報発信の取り組み等を今後さらに発展させ、この脅威の局面を乗り越え、『新しい生活様式』を取り入れながら、躍動感ある運動を展開していこうではありませんか。」と訴えました。続いて、今後の連合秋田の運動強化のポイントに触れ、「新型コロナウイルス感染症の拡大は、働く者に大きな影響を及ぼしており、連合にも解雇や雇止め、内定取り消しなどで苦境に立たされた働く仲間から多くの相談が寄せられている。その声に基づきながら、政府、各省庁、経済団体、政党等との政策要請、意見交換を行ってきており、連合秋田としても様々な環境変化や困難を抱えながら働く仲間に寄り添い、誰一人取り残されることのない包摂的な社会・職場の実現に向けて力を発揮していかなければならない。そのためには、秋田県、労働局、経営者団体も含めた幅広い団体（産・官・学・金・労・言）の関係者や、地域住民との関係づくりを更に強め、中小企業の経営基盤の強化と地域の活性化に向けたつなぎ役となり、社会対話の仕組みが社会に定着するための土台、『連合プラットホーム』の設置に向けた取り組みが必要であると考える。」と述べ、最後に「新型コロナ対策はもとより、私たちの暮らしや働き方における行動変容をも見据えた労働運動等、厳しい環境下の中で、『命と生活、雇用を守るべく』組織が一丸となった取り組みを展開していこう。」と締めくくりました。
議事では「役員の改選」「退任役員の表彰」の予定されていた全ての議案が承認されました。新役員の選出では、曽我役員推せん委員長から経過と答申がなされ、選挙管理委員長から役員立候補者の報告の後、役員の改選が満場一致で承認され、才村新会長を選出しました。
才村新会長は、黒﨑前会長のこれまでの尽力に対して感謝の意を伝えた後、「新たな任に就くにあたり、『連合ビジョン』更には『連合秋田運動方針』に目を通してみると、これまでの連合の歴史や様々な提言等を受け止め、時間がかかっても着実にやり遂げようとしている内容であり、極めて積極的な運動方針であることを再認識するとともに、併せて、今後しっかりと運動を展開して結果を残すことが、将来の運動の展望へとつながっていくということを再確認した。この秋田では、人口減少、少子高齢化、労働力不足等課題は山積しており、加えて新型コロナウイルス感染拡大による雇用や労働条件への影響も深刻化してきており、長期化も懸念されている。日常的な組織運営においても、それぞれの組織と組合員の直接的なコミュニケーションの寸断は致命的であり、働き方やライフスタイル、価値観の変容にも対応が求められている。それらの課題を解決するためのバックボーンは連合秋田の組合員一人ひとりの知恵と力であり、全ての働く仲間の命と生活、雇用を守るために最大限の結集をお願いしたい。また、格差の是正や地域の活性化については幅広い団体との連携が必要不可欠であり、『連合プラットホーム』の設置に向けて早急に体制を強化し、包摂的な社会の実現を目指していかなければならない。様々な課題の克服は容易なことではないが、一つひとつの課題に真摯に向き合い、全力で取り組んで参りたい。微力ながら運動の先頭に立って頑張る決意であり、皆さまの特段のご協力をお願いしたい。」と力強く決意を述べました。
最後に、才村新会長の団結ガンバロー三唱で大会を締めくくりました。
