10月23日(木)、(財)秋田県労働会館(フォーラムアキタ)において約140名が出席し、連合秋田第24回定期大会を開催しました。「安心社会へ果敢にアクション!~広げよう「理解・共感・参加」の輪~」をスローガンに、 向こう2年間の運動方針などを確認しました。 司会の小林副会長(日本教職員組合)のあいさつで開会し、大会議長団に 佐々木代議員(JAM)、荒井代議員(電力総連) を選出し、大会を進行していただきました。

執行部を代表し小川会長の挨拶では、連合秋田の運動に対するご理解とご協力に感謝を述べ、この2年間の活動を振り返り2点について述べました。一つ目は2025春季生活闘争について、「停滞していた賃上げの流れを作り、しかも2年連続で5%台の賃上げ率を実現していただいたことは、すべての加盟組合、構成組織の皆様のご尽力に他ならない。心より感謝申し上げる。この賃上げの果実をあまねく働く皆さんに波及させるには、今後、私たち組織労働者のさらなる努力が必要であり、中小・小規模事業所における賃上げ原資の確保に向けた、適切な価格転嫁・適正取引のさらなる浸透を柱に、次期闘争を闘っていく必要がある。」と述べました。さらに、「県内の地域別最低賃金はいよいよ1,000円を突破し、1,031円の最低賃金が来年3月から適用される。今後は『一般労働者の賃金中央値の6割水準』という中期目標をめざして、さらに取り組みを強化していく。」と決意を述べました。二つ目は働き方改革に触れ、「『働き方改革』のスタートから5年が経過し、長時間労働の是正や、雇用形態間の不合理な格差の解消などについて、一定の効果はみられてきているものの、職場によって長時間労働の状況にばらつきがある。『働き過ぎ』や『ハラスメント』なども横行し、心身に不調をきたしているといった声が寄せられている。そのような劣悪な職場環境が実在するという現状に目を向けない、新内閣による『働き方改革』に逆行するような規制緩和は、連合として断じて許すわけにはいかない。真に働く者のための法改正に向けて、私たちの総力を結集した運動を全力で進めよう。」と連帯行動への協力をお願いしました。続いて話題を政治に移し、「昨年秋の総選挙、7月の参議院議員選挙で、与党の過半数割れを達成することができた。立憲民主党と国民民主党には、政権を担い得る政治勢力の一つになって欲しいとの期待をもって協力・連携を求めていく。働くことを軸とする安心社会の実現を掲げ、労働者に寄り添った政治勢力による、真の政権交代が必要だと認識しており、排外主義を克服して多様性が尊重される社会の実現に向け、新たな政権に対しては厳しく対峙していくことが必要と考えている。」と述べ、最後に、今後の取り組みに対する引き続きのご理解とご協力をお願いし、締めくくりました。

来賓として、立憲民主党秋田県総支部連合会 石田代表代行、国民民主党秋田県総支部連合会 成田事務局長からそれぞれご挨拶をいただいた。なお、連合 芳野会長および参議院議員 寺田静氏よりいただいたビデオメッセージを会場内で配信したほか、祝電・メッセージを紹介した。

以降、活動報告や各種報告・財政報告に続き、議事では「2026~~2027年度運動方針」「連合秋田規約等の一部改正」「連合秋田組織拡大プラン2030フェーズⅡ」「2025年度決算剰余金の処分」「2026年度予算」「役員の選出」「退任役員表彰」について、執行部から提案し代議員からは「立憲民主党・国民民主党の連携強化に向けた連合の積極的な行動と調整」「大企業と中小企業の賃金格差解消とさらなる賃上げ」「組織拡大のための経営側との連携強化」を求める補強意見をいただいた。また、2026年1月から開始される中央会費制度における将来的な会費収入の増減見込みについて質疑応答を行い、活発な議論が交わされた。いずれの意見・質問についても、構成組織や地域の意見を反映させながら、連合秋田として取り組みを深化させていく旨を回答したうえで全ての議事が承認された。




最後に、「山積する課題の克服に向け、すべての働く人々の期待に応える運動を進めていかなければならない。今大会のスローガン『安心社会へ果敢にアクション!~広げよう「理解・共感・参加」の輪~』のもと、心を一つに行動していく!」とする大会宣言を採択した後、小川会長のガンバロー三唱で大会を締めくくった。
最後に、「山積する課題の克服に向け、すべての働く人々の期待に応える運動を進めていかなければならない。今大会のスローガン『安心社会へ果敢にアクション!~広げよう「理解・共感・参加」の輪~』のもと、心を一つに行動していく!」とする大会宣言を採択した後、小川会長のガンバロー三唱で大会を締めくくった。

